好きなもの・その1:KAT-TUN
最初の投稿から10日近くも放置してしまっている(^^;)
本当に面倒臭がりで、気分屋なんです…すみません。
多分今後もそんな感じでゆるゆると進んでいくような予感です。
さて。
今日はKAT-TUNについてお話してみようかと思います。
5月15日。
今から7年前のこの日、友人に連れられて私は東京ドームにいました。
KAT-TUNの10日間東京ドーム公演&3日間京セラドーム公演"Break the Records"(通称:惑星魂)の初日。
オープニングのRESCUEで上からドーンと舞い降りてきた6人に圧倒されて、身動きが取れなかったのを覚えています。
炎が飛び交い、水は噴水のごとく溢れ出し、照明もビジョンも使えるものはとにかくフル稼動。豪華絢爛なステージ。(話によると制作費10億とか…)
だけど、キラキラというよりはギラギラ。
あまりに強気に攻めてくるものだから、一瞬怯みそうになりながらもその丹念にまで作り上げられたKAT-TUNという世界観は印象的で、ぐっと一気に引き込まれました。
カッコイイ。なんてモンスターグループなんだろう。
それが、私が初めて見る生のKAT-TUNの姿でした。
正直他所様でハマり、ライブに通う日々は過ごしていたけど、絶対ジャニーズは避けたかった。ファンの皆さんが怖そうとか、いい年してアイドルにハマりたくないとか。なのに。
それを彼らは一気にぶち壊してくれました(苦笑)
元々KAT-TUNにハマる方にはどちらかといえばジャニーズ以外の音楽に興味がある人の方が入りやすい傾向があるみたいで、そういや私も勧めてくれた友人も他所様を見ていたものなあと思って妙に納得してしまいました。
まぁ、キラキラしたアイドルってよりは発信の仕方がアーティスト寄りなイメージがあるしね。
振り返ると、そういう意味でも入りやすかったのかもしれません。
何が私をこんなにKAT-TUNを好きにさせるんだろうって考えてみた。
まず、何よりライブの出来具合が素晴らしい。
楽曲であり、パフォーマンスがきちんと計算されている事。
ライブでは全方向から見ても、バランス良く、抜けなく、かつ格好良さと美しさを忘れない。
地域の体育館ぐらいな広さのアリーナから、何万のお客さんが入るドームまで。
あらゆるハコに適した演出を魅せてくれる彼らを密かに「空間の魔術師」のようだと私は思っていたりします。
そして、とにかくKAT-TUNだというイメージを明確に打ち出している。
もちろんそのツアー毎、楽曲毎に調整をしながらはあるのだけれど、抜けがない。明らかな場繋ぎ感は感じさせない。
楽曲そのものも同様に、カップリングもシングルでは必ず2曲程度は入り、
音やメロディーが単なるカップリングに収まらないような、秀逸なものが多いのも印象的。
(初回限定盤・通常盤とそれぞれ購入したとしても異なる。
カップリング曲が入ってたりもするし、DVD付なら、PV+メイキング+30分以上のα特典映像が付いている事もあり、お値段も手頃。オススメ)
しかし、彼らはそれだけでなく、その楽曲に詰め込んだ世界観をしっかり生(ライブ)で抜けなく存分に再現してくれるので、見応えがあるし、この曲のこのパフォーマンス見るためにチケット代を払っているなあと満足させてくれる説得力がある。
ジャニーズ=カッコイイ、じゃなくて、KAT-TUN=カッコイイと思わせてくれる。
一種のKAT-TUNというブランドに対しての彼らのプライドを感じさせる。
意外とそれってなかなかできる事じゃないのかもしれないな、と思っていたりします。
それから、ライブそのものを自分たちで作り上げている、って印象が強い。
なんて言ったらいいのかな。能動的。
ライブやります!って全部をブレーン任せにしないとか。
グッズにしても、構成にしても納得できるまで話し合ってみたり。
スタッフ泣かせというぐらいに装置や演出構成をどうするか、こういうアプローチはできないだろうか?と細かくリクエストしたり、場合によっては途中まで進んでもやり直すぐらいの。
だから手作り感が伝わって来る。
材料を揃えるとこから手を抜かずに、作り方はどうしよう、これらを組み合わせたらどうなるかな?食べる人が一番美味しい状態で口に運べるように。
うまく表現できないけど。
ちなみにKAT-TUNのライブ、いわゆる天井席でも本当に楽しませてくれます。
というか、天井席の真正面がベストポジションかもしれないと密かに私は思っています。
無数のレーザー光線や照明もセットも全部見通せて、そこにペンライトの海が広がると、言葉が出ないぐらい美しいです。バランスがきちんと計算されているのが分かります。
距離感だけがライブの魅力のバロメーターじゃないぞ、と証明してくれると思います。
もう一つ挙げると、彼らの人柄にあります。
本音と建前、という言葉がありますが、KAT-TUNには本音と本音しかないように
思います(苦笑)
建前って、人生においてどこかしらで不理な立場になったりしないようにとか、傷つかないように、とか、円滑に状況を運ぶ為に周りの空気を読むとか。
そんな時にふと出てしまうような事だったりするのですが。
彼らの辞書にはこの二文字は一切存在しないと思います(^^;)
まあ、それらがこれまで時にワガママと結びついてスタッフさんを困らせたり、時に荒波を生んできた事でもなくはないのと思うのですが。
だからこそ、彼らの言葉の一つ一つには偽りが感じられない。
思った事、意思をしっかりと自分の言葉で伝える。
時に伏せてしまいたくなるような言いづらい事もストレートに発信していく。
それってどう受け止められるか多少なりとも怖さもあると思うのですが、
彼らは守りに入る事を決してしないです。
その具体例はやはり、メンバーの脱退の事になるのですが、
まずメンバーが抜けた事を隠さない。
そして、時には過去の話もや映像を出す事もある。
(例:2013年カウコン、今年の10ks)
徹底的に隠す選択肢にあるのかもしれないのに、それはしない。
過去もあって今があり、その全てが未来に繋がっていく事を受け入れているから
こそできる事だと思います。
それでなければ、例えばですが今回亀ちゃんがMCで語った抜けた3人にも感謝、
ってフレーズは出てこないのではないかと。
そこに真っ直ぐにまだ未知の世界に闘いを挑んでいこうとする決意、芯の強さを感じます。
今は違う場所でそれぞれの場所で生きる元メンバーの3人にも、やはり自分を持っていると感じます。
まあ色々複雑な事もなくはないでしょうが…少なくとも立場を守りたい気持ちが生まれなかったりだとか、自分がこうしたいって意思がきちんとなければネームバリューのあるあの事務所を去ろうとか考えないんじゃないかって思えてくるのです。
受け止め方は様々だと思いますが、それぞれが、それぞれの場所で本音で生きて、貫いてきたのが、今の6人のカタチなんでしょうね。
そういう意味ではおそらく不器用なんだろうけど、私はそんな一面を持つKAT-TUNが人間味があって好きです。
…しかし、こうやって書いてみると、本当にとんでもないグループなんだなあとしみじみ感じています。
だけど、そんなハラハラドキドキもグループ名の由来の"cartoon(漫画)"のように、って事なんでしょうか?ジャニーさん、分かっていらっしゃる!(笑)
言葉が長い上にまとまらなくてすみません;
とにかく、このグループを過去も今もまるっと大好きなんです。
今度はもう少し話題を絞って話をしたいところです(^^;)
充電期間を迎えて2週間。
10周年アニバーサリーはもっとたくさんみんなでお祝いムードになりたかった!という本音もありますが、彼らを信じて、新たなアプローチに期待をしつつ、応援していきたいと思います。